医療用ウィッグの髪質は人毛や人毛ミックス
ファッション用のウィッグは化学繊維で作られているのに対して、医療用ウィッグは人毛１００％や人毛が多くミックスされたものがほとんど。
投薬や治療で敏感になっている方なら、身体に優しい自然素材の医療用ウィッグを選びたいですね。
医療用ウィッグはアフターケアが充実
ファッション用ウィッグは通常、購入した後のアフターフォローはありません。その分安価で購入することができます。
反対に医療用ウィッグの場合は、購入者の身体の状況に応じた最適なメンテナンスをしてもらうことができます。
定期的にクリーニングで清潔を保ったり、頭の形や好みに合わせてカットしたりしてくれるのです。
あなたにぴったり合ったオーダーメイド ウィッグを長く愛用したいなら、医療用ウィッグがおすすめです。
医療用ウィッグは人の手で一本一本植えている
医療用ウィッグが自然に見える大きな理由の一つが、総手植えであることです。
機械で植えるとどうしても規則的になって、「作り物」っぽさを感じる原因に。
総手植えであれば、手作業で植えるので良い意味で統一感が消え、頭皮から生えているような本物っぽい質感を出すことができます。
手作業で人件費がかかる分ウィッグの値段は上がります。費用を抑えたい方は機械で植えたウィッグを選択しましょう。
見た目の自然さの違いだけなので、「手植えにより近い仕上がり」を売りにしているメーカーを選べば違和感を抑えられます。
医療用ウィッグはベースネットの通気性が良い
ベースネットは一番皮膚に近いので、素材の質が重要です。
抗がん剤治療をしている方なら、通常より肌が敏感になり炎症を起こしやすくなっています。
そのためウィッグ選びの際は、ベースネットの通気性と素材を最も重要視した方が良いでしょう。
ファッションウィッグはサイズがS・M・Lなど大まかな設定で、伸縮性の強いベースネットが多いです。また、髪の毛が生えている状態での着用を想定しているので素材も合成素材や化学素材が使われています。
医療用ウィッグは、病気や薬の副作用で髪の毛が無い状態の方を想定して作られていますので、ベースネットには肌に優しく蒸れないものを採用しています。いくつかの候補から選ぶ場合は、必ず１日通して試着してみることをおすすめします。
締め付け感が強すぎると血行不良を起こしてしまいますし、ゆる過ぎると落ちてしまう可能性も。
サイズ感や着用感を確かめるためにも、なるべく普段通りの生活をウィッグをつけたまま過ごしてみてから購入を決めましょう。